レーザーディスク(読み)れーざーでぃすく(英語表記)Laserdisc

精選版 日本国語大辞典 「レーザーディスク」の意味・読み・例文・類語

レーザー‐ディスク

  1. ( Laser Disc ) ビデオディスクの一方式の商標名。映像信号が記録されているディスク面にレーザー光線を照射し、その反射光の信号を電気信号に変換して再生するもの。略称LD。〔コンピュータとどう付き合うか(1982)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

知恵蔵 「レーザーディスク」の解説

レーザーディスク

1990年代前半に普及した映像記録のための光ディスク規格。直径30cmの光ディスクの両面に最大2時間の映像と音声が記録でき、これをレーザーを使って読み出すことからこの名前が付いている。映像は伝送される映像信号をダイレクトFM方式で変調して記録、音声はCDと同じくデジタルオーディオ信号を記録する。
ディスクには表面と裏面があって、記録された映像の途中で一度、表と裏をひっくり返して挿入し直す必要があるが、再生機によっては表裏の両方からレーザーを当てることで、表面から裏面の切り替えを意識せずに再生できるものもある。
CDの開発でも知られるオランダフィリップス社が77年に開発・発表した。80年代後半からVHSビデオにとってかわるデジタル媒体として注目された。従来のVHSビデオと違って記録面との接触がなく、半永久的に映像が残せるとされていた。
90年代後半に、より低価格でサイズも小さいDVDが普及し、2009年春にパイオニア社がプレーヤーの生産を終了することで、レーザーディスクの衰退は加速することとなった。

(鍵本聡 ライター / 2009年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「レーザーディスク」の解説

レーザーディスク

レーザー光を使ってデータを読み出すディスク型の読み出し専用記憶媒体。直径が30cmと大型で、映像をアナログで、音声をアナログまたはデジタルで記録できる。後に、コンピューター用の記憶媒体に転用したLD-ROMが開発されたが、現在はほとんど利用されていない。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レーザーディスク」の意味・わかりやすい解説

レーザーディスク
れーざーでぃすく

ビデオディスク

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーザーディスク」の意味・わかりやすい解説

レーザーディスク

「ビデオディスク」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報