ロマニア(読み)ろまにあ

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ロマニア」の解説

ロマニア
Romania

ロマニアはギリシア語ラテン語ではローマーニア。4世紀にローマ帝国の民衆的表現として現れ,5世紀以後広く使われるようになって,ビザンツ帝国滅亡まで続いた。ラテン帝国もまたこの名で呼ばれた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のロマニアの言及

【ロマンス語】より

…なお,上記(1)(2)(3)の言語をまとめてイベロ・ロマンス語Ibero‐Romance,(4)(5)(6)をガロ・ロマンス語Gallo‐Romance,(7)(8)(9)の言語をイタロ・ロマンス語Italo‐Romance,(10)(11)をバルカン・ロマンス語Balkan‐Romanceと称することがあるが,(3)や(7)などの位置づけに関しては異論のあるところである。 ラテン語,またその後身であるロマンス語の普及した地域を,ときに〈ロマニアRomania〉と呼ぶが,これはローマ帝国の行政上の版図と完全に一致するものではない。バルカン半島南部から小アジア・エジプトにかけてのギリシア語文化圏にラテン語は根を下ろすことがなかったし,またイベリア半島北西部に住むバスク人の言語もラテン語によって駆逐されるには至らなかったからである。…

※「ロマニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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