滅亡(読み)メツボウ

デジタル大辞泉 「滅亡」の意味・読み・例文・類語

めつ‐ぼう〔‐バウ〕【滅亡】

[名](スル)ほろびること。絶えてなくなってしまうこと。「国が滅亡する」
[類語]衰亡破滅滅びる自滅壊滅全滅衰滅死滅滅ぶ墓穴を掘る

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精選版 日本国語大辞典 「滅亡」の意味・読み・例文・類語

めつ‐ぼう‥バウ【滅亡】

  1. 〘 名詞 〙 ほろびること。絶えて無くなること。
    1. [初出の実例]「随縁化体厭塵久、帰正真機忽滅亡」(出典:文華秀麗集(818)中・哭賓和尚〈嵯峨天皇〉)
    2. 「時に州を領する間に滅亡せる者、其の数幾許と知らず」(出典:将門記(940頃か))
    3. [その他の文献]〔書経‐五子之歌〕

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普及版 字通 「滅亡」の読み・字形・画数・意味

【滅亡】めつぼう(ばう)

ほろびる。〔書、五子之歌〕惟(こ)れ彼の陶 此の冀方(きはう)を(たも)つ 今厥(そ)のを失ひ 其の紀綱を亂し 乃ち滅することを(いた)せり

字通「滅」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の滅亡の言及

【巴金】より

…五・四運動に思想的影響を受けるなかでフランスに留学。帰国後,革命と愛に苦悩する青年を主人公とした長編《滅亡》(1929)を発表して文壇に登場。以後,封建社会の暗黒を暴露し人間性の解放を訴えた《家》(1933)をはじめとする《春》《秋》の《激流三部曲》,また《愛情三部曲》《憩園》《寒夜》など多数の長編を発表したが,それらは弱者への愛と不合理な権力への怒りに貫かれている。…

※「滅亡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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