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ロングライフ食品 ろんぐらいふしょくひん

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知恵蔵2015の解説

ロングライフ食品

本来の風味を損なわずに長期保存できるようにした食品。食品の加工や容器包装などの技術進歩により、通常は日持ちしない牛乳や豆腐のような食品にも、常温で数カ月から1年以上保存できるものが開発されている。「ロングライフ食品」に法的な定義はないが、数カ月以上の賞味期限がある食品に対して使用されているようである。
食品の腐敗や変質には、酸素や光、水分活性、pHなどの物理的・化学的要因や、細菌などの生物的要因が関わっており、食品を長持ちさせるにはこれらの要因を取り除くことが必要になる。保存食品は乾燥や発酵、加熱殺菌などにより酸化や細菌の繁殖を抑えて保存性を高めているが、ロングライフ食品はこれを更に進めて、高温・高圧による殺菌技術、気密性や遮光性に優れた容器、無菌的に充填する技術などを使って、保存料を使用しなくても長期保存を可能にしている。缶詰やレトルト食品も、腐敗・変質要因を徹底的に取り除くという点で同様である。ロングライフ牛乳は、要冷蔵の牛乳よりも高温の130~150度で殺菌し、光と空気を遮断する紙とアルミ箔を張り合わせた容器に無菌状態で充填しており、常温で60日程度保存できる。乳酸菌を含むパネトーネ種を使って長時間発酵させて作った賞味期限90日のパンもある。
近年、災害に備えた食料備蓄への関心の高まりや、廃棄される食品が大量にある中に賞味期限切れで捨てられるものが多いという問題を背景に、ロングライフ食品が注目されている。種類も豊富になり、積極的にロングライフを打ち出している商品も増えている。

(原田英美  ライター / 2014年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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栄養・生化学辞典の解説

ロングライフ食品

 通常は低温で流通するが,殺菌条件を工夫することによって,それを常温で流通することを可能にした食品.例えばロングライフミルクは,滅菌してあるため常温での流通が可能である.

出典|朝倉書店
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