流通(読み)りゅうつう

デジタル大辞泉の解説

りゅう‐つう〔リウ‐〕【流通】

[名](スル)
空気や水などが、滞らずに流れかようこと。「空気の流通が悪い」「水路の流通を妨げる」
広く通用すること。また、広く行われること。「世間に流通している話」
貨幣・商品などが経済界や市場で移転されること。特に、商品が生産者から消費者に渡ること。「日銀券は法律の強制通用力によって流通する」「流通センター」

る‐ずう〔‐ヅウ〕【流通】

[名・形動]《「るつう」とも》
教えを伝え広めること。また、教えが広く行き渡ること。
「二仏の法を―して」〈浄・京今宮本地〉
物事によく通じていること。また、そのさま。りゅうつう。
「―で居ててふり袖のしうちなり」〈柳多留・一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

りゅうつう【流通】

流通には,商品経済に固有の流通すなわち商品売買の連鎖的過程の意味と,いわゆる物的流通すなわち生産物の物理的移動との二つがあり,両者ははっきり区別されねばならない。ただし一般的には,商品の売買が行われると,それにともなって商品の場所的移動も行われることが多いので,両者はきわめて混同されやすい。
マルクス経済学からみた流通】
 しかし商品売買は,不動産の売買のように物理的移動がまったくともなわないものや,倉庫に保管された商品の所有者名義が変更されるだけの売買等もあることから直ちに明らかなように,必ずしも物理的移動をともなうものではない。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

りゅうつう【流通】

( 名 ) スル
滞ることなく、流れ通じること。 「空気の-をよくする」
広く世間に通用すること。 「その言葉はまだ世間に-していない」
貨幣・商品などが市場で移動すること。特に、商品が生産者から消費者まで移動すること。 「現在-している貨幣」 「 -機構」

るずう【流通】

( 名 ) スル
〔「るつう」とも〕
仏法が伝わり広まること。
物事に精通していること。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

事実婚

内縁と同様,法律上の婚姻成立要件を欠くカップルの関係。内縁との違いは,当該男女が,現行の婚姻制度に対しなんらかの疑問をもち,積極的・自発的に法律婚を選択しないという点にある。たとえば,今日の法律婚は女...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

流通の関連情報