一人虚を伝うれば万人実を伝う(読み)イチニンキョヲツタウレババンニンジツヲツタウ

デジタル大辞泉 の解説

一人いちにんきょつたうれば万人ばんにんじつつた

一人うそを言いふらすと、これを聞いた多くの人は、それを真実のこととして言い広めるものである。一犬虚にゆれば万犬実を伝う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

いちにん【一人】 虚(きょ)を伝(つた)うれば万人(ばんにん)(じつ)を伝(つた)

一人がうそを言いふらすと、これを聞いた大勢の人が事実として言いふらす。一犬(いっけん)形に吠(ほ)ゆれば百犬声に吠ゆ。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android