一地一作人の原則(読み)いっちいっさくにんのげんそく

旺文社日本史事典 三訂版 「一地一作人の原則」の解説

一地一作人の原則
いっちいっさくにんのげんそく

太閤検地で明確化した土地施策の一つ
複雑で不明確な土地耕作権と貢租関係を単純にし,各一筆の土地(ひとくぎりの田畑)に1名の耕作農民を決め,その者に貢租負担の責任を負わせ,検地帳に登録した。これによって荘園制的遺習は完全に一掃され,農民は身分固定とともに土地に緊縛されることとなった。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む