一掃百態(読み)いっそうひゃくたい

旺文社日本史事典 三訂版 「一掃百態」の解説

一掃百態
いっそうひゃくたい

江戸後期の風俗画
1818年刊。渡辺崋山作。庶民の日常生活を描いた風俗画51図よりなる。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の一掃百態の言及

【漫画】より

…この文化にはぐくまれて,長い鎖国時代に,葛飾北斎の《北斎漫画》13編が生まれた。きまじめな家老職を務めた渡辺崋山も《一掃百態(いつそうひやくたい)》のように,漫画風に寺子屋風景などを描いた作品を残している。
[近代漫画の成立]
 ヨーロッパのルネサンス期は,イタリアのボッカッチョの《デカメロン》,フランスのラブレーの《ガルガンチュアとパンタグリュエルの物語》,イギリスのチョーサーの《カンタベリー物語》のように,ユーモアをもって社会を見る文学を生み出した。…

※「一掃百態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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