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神聖同盟 しんせいどうめいHoly Alliance

翻訳|Holy Alliance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神聖同盟
しんせいどうめい
Holy Alliance

ウィーン会議の結果,ヨーロッパに形成された復古体制のもとで,1815年9月 26日にロシア皇帝,オーストリア皇帝,プロシア王の間に結ばれた同盟。ロシア皇帝アレクサンドル1世提議により,キリスト教の正義と愛と平和の理念に基づく協力をうたったもので,やがてイギリス王,ローマ教皇,トルコ皇帝以外の君主がみなこれに加わった。 1848年の諸革命で復古体制が崩壊するまで,この同盟は自由主義・国民主義運動に対する抑圧を理念的に支える力となった。

神聖同盟
しんせいどうめい
Sacred Union

1990年4月ザイール (現コンゴ民主共和国) のモブツ大統領が複数政党制への移行声明をしたのち,反政府勢力が結成した同盟。 91年8月同盟の要求で国民会議が開催されたが混乱となり中断された。9月には首都で暴動が勃発し,事態の収拾のためモブツは社会進歩民主連合党 (UDPS) のチセケディ党首を首相に任命した。その後首相と大統領は対立し,モブツは首相の解任,任命を繰返し,国民議会に対しても同様に再開,閉鎖を繰返した。

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デジタル大辞泉の解説

しんせい‐どうめい【神聖同盟】

1815年、ウィーン会議ののちにロシア皇帝アレクサンドル1世提唱により、ロシア・オーストリア・プロイセン3国の君主の間で結ばれた同盟。キリスト教の正義・博愛・平和の原則に基づく相互協力・平和維持をうたい、ウィーン体制の維持を目的とした。のちには、イギリス国王ローマ教皇・トルコ皇帝を除く、ヨーロッパの全君主が加入した。

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百科事典マイペディアの解説

神聖同盟【しんせいどうめい】

ウィーン会議後の1815年ロシア皇帝アレクサンドル1世の提唱でロシア・オーストリア・プロイセン3国君主間で結ばれ,後に英国・オスマン帝国・ローマ教皇を除く全ヨーロッパの君主が加わった同盟。
→関連項目フランツ[2世]フリードリヒ・ウィルヘルム[3世]メッテルニヒ

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世界大百科事典 第2版の解説

しんせいどうめい【神聖同盟 Heilige Allianz[ドイツ]】

ウィーン会議後の1815年9月26日,ロシア皇帝アレクサンドル1世,オーストリア皇帝フランツ1世,プロイセン国王フリードリヒ・ウィルヘルム3世がパリにおいて結んだ盟約。それはキリスト教を王制的政治秩序の基礎におき,統一的国民国家を志向するブルジョア的変革に権力的に対応するために,全ヨーロッパの王制に加盟を呼びかけたものであった。しかしそれを主導したアレクサンドル1世はセンチメンタルな宗教的夢想家で,フランツ1世もまた同時代人によって愚鈍の人とされており,彼らの盟約自体は拘束力も実効力もなく,条約としての体をなしてはいなかった。

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大辞林 第三版の解説

しんせいどうめい【神聖同盟】

ウィーン会議直後の1815年九月、ロシア皇帝アレクサンドル一世の提唱により結成された列国君主の同盟。キリスト教の友愛と正義の精神で平和の維持をはかることを誓約。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

神聖同盟
しんせいどうめい
Heilige Allianzドイツ語

1815年9月26日、ロシア皇帝アレクサンドル1世の提唱で結成された同盟。その趣旨は、キリスト教に基づく君主間の友愛と君主の臣民への慈愛によりヨーロッパの平和を維持しようという非現実的なものであったが、まずプロイセン、オーストリアの、ついでローマ教皇とイギリス、トルコを除くヨーロッパの全君主が参加した。メッテルニヒはこれを「無意味な声高いおしゃべり」としながらも四国同盟(のち五国同盟)とともにウィーン体制護持の機関とし、18年アーヘン会議でドイツ自由主義運動弾圧を、トロッパウとライバハの会議(1820、21)でイタリア革命運動へのオーストリアの武力干渉、ベローナ会議(1822)でスペイン革命運動へのフランスの武力干渉を決議させ、各国の自由主義、民族運動を弾圧していった。しかし、モンロー宣言と中南米諸国の独立により打撃を受け、ついでギリシア独立をめぐる諸国の利害の衝突により、1825年全ヨーロッパ的体制としての同盟は崩壊した。[岡崎勝世]

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