一条殿町(読み)いちじようでんちよう

日本歴史地名大系 「一条殿町」の解説

一条殿町
いちじようでんちよう

上京区新町通一条上ル

町の東寄りを南北新町しんまち通が通り、北側は武者小路むしやこうじ通。

一条殿邸があったことから町名が起こった。中古京師内外地図にはこの辺りに方一町の「一条殿」が描かれる。一条殿跡は当町東側より室町に至る方一町で、寛元三年(一二四五)九条道家の三男実経の新館を一条殿と称し、室町時代に管領細川頼元の所有となり、大永年中(一五二一―二八)一条家の所有となった(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android