一翳眼にあれば空華乱墜す(読み)いちえいまなこにあればくうげらんついす

精選版 日本国語大辞典 の解説

いちえい【一翳】 眼(まなこ)にあれば空華(くうげ・くうか)=乱墜(らんつい)す[=乱(みだ)れ落(お)つ]

  1. ( 目に、なにかくもりがあると、実態のない花のようなものが乱れ落ちるさまが見えるところから ) 心に妄念があると、心が乱れて正しい認識ができないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「一翳眼にある時は、空花みだれをつ。一妄心にある時、恒沙生滅す」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)
    2. 「盛長是程の不思議を見つれ共、其の心猶も動ぜず。『一翳在眼空花乱墜(いちエイまなこニあレバクウケランツイ)す』といへり」(出典太平記(14C後)二三)

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