一般貸倒引当金(読み)イッパンカシダオレヒキアテキン

デジタル大辞泉 「一般貸倒引当金」の意味・読み・例文・類語

いっぱん‐かしだおれひきあてきん〔‐かしだふれひきあてキン〕【一般貸(し)倒(れ)引当金】

金融機関が、正常先要注意先に対する債権について、債権の区分ごとに、過去実績に基づいて予想損失額を算定し、計上する貸倒引当金。→個別貸倒引当金

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「一般貸倒引当金」の解説

一般貸倒引当金

債権回収ができないことを予想して、そのために引き当てておく金額のこと。金融機関が、融資先企業の融資資金の返済能力を判断し、融資資金を回収できない可能性に備え、あらかじめ計上する引当金のこと。貸出金や売掛金などの債権については、それらが100%回収できるという保証はない。そこで、健全な財務戦略として、それぞれの債権のリスクに応じて、適度な比率で引当金を積んでおく必要がある。事前に準備しておくことで、いざ回収不能になった場合でも、いきなり大きな損失で大打撃を受けるという可能性が少なくなる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android