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債権 さいけんobligation

翻訳|obligation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

債権
さいけん
obligation

ある者 (債権者) が他の者 (債務者) に対して一定の行為 (給付 ) を請求しうることを内容とする権利をいう。金銭の借主に対して貸金の返還を請求する貸主の権利,家主に対して家屋の引渡しを請求する借家人の権利,被用者に対して労務を請求する雇主の権利などが具体例である。債権と物権財産権のおもなもので,物権が物に対する直接の支配権として排他性をもつのに対し,債権は人に対する請求権であり排他性をもたないのが原則である (例外として不動産賃借権がある) 。債権発生原因として契約,不法行為,事務管理,不当利得が主なものであるが,遺言のように単独行為が原因となることもある。

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デジタル大辞泉の解説

さい‐けん【債権】

財産権の一。特定人(債権者)が他の特定人(債務者)に対して、一定の行為(給付)を請求することを内容とする権利。金銭を貸した者が借り手に対して、その返還を請求する権利など。⇔債務

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百科事典マイペディアの解説

債権【さいけん】

ある特定人(債権者)が他の特定人(債務者)に対して一定の行為(給付)を請求することを内容とする権利。物権とともに財産権の2大体系である。物権との根本的な差異は,物権が物に対する直接の支配権として排他性をもつのに対して,債権は人に対する請求権として排他性をもたない。
→関連項目債権質債権譲渡財産権債務消滅時効賃借権賃貸借

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大辞林 第三版の解説

さいけん【債権】

特定の人に対して、一定の給付を請求しうる権利。財産権の一。 ↔ 債務

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世界大百科事典内の債権の言及

【債権・債務】より

…特定の人(債権者)が他の特定の人(債務者)に対して,一定の行為(給付)を請求する権利を債権といい,これを請求される側からいえば債務となる。たとえば,甲が乙に対して一定期日まで100万円を貸した場合に,期日がくれば,甲は乙に対して〈100万円を返せ〉と請求でき,これに応じて乙は100万円を返さなければならない。…

【時効】より

…以上の考え方に対して,日本の民法学界では,時効期間が経過しただけでは,まだ時効の効果は確定的に発生するわけではなく,援用があってはじめて時効の効果は確定するという見解(停止条件説)が有力である。
[援用権の喪失]
 債権者がその優越的立場を利用して,債務者に対して前もって時効を主張させないようにすることを,民法は禁止している(146条)。これを認めると,古い証拠に基づいて裁判することが避けられなくなり,裁判の公正が確保できないからである。…

※「債権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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