三貂角(読み)さんちょうかく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三貂角」の意味・わかりやすい解説

三貂角
さんちょうかく / サンティヤオチヤオ

台湾島北東端の岬。キールン南東約30キロメートルに位置する。先端灯台があり、俗称を「台湾の目」という。1626年スペイン人が植民を企て、ここにサンティアゴ城を建てた。三貂角の呼称はこの城名に由来し、城跡も残っている。台北、キールンからバスの便がある。

[劉 進 慶]

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