三跪九叩頭(読み)さんききゅうこうとう

旺文社世界史事典 三訂版 「三跪九叩頭」の解説

三跪九叩頭
さんききゅうこうとう

皇帝に対面するときの中国の儀礼
3回ひざまづき,そのつど頭を3回,合計9回床につける。1793年イギリス使節マカートニーは,乾隆 (けんりゆう) 帝に謁見の際,対等の礼を要求してこの礼を拒否したため,謁見はできたが開港目的は果たせなかった。その後アマーストも,1816年交渉の際この礼を拒否し,即日退京させられた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android