日本歴史地名大系 「上五間町」の解説 上五間町かみごけんまち 山口県:萩市萩城下上五間町[現在地名]萩市大字上五間町津守(つもり)町の東に続く町人町。北は熊谷(くまがい)町、東は下五間町、南は西田(にしだ)町と東田(ひがしだ)町。町名の由来を「萩諸町之旧記草案」は「御打入之節、阿部吉左衛門いまだ町住居にて彼一族、五軒居住有之故、名付由言伝へり」とし、続いて「五間町上下二町に分りし事は、寛文年中、門多庄六と言る者、年寄役之節といひ伝ふ」と記す。また「御打入の節町割有之、家建塞る事を相催すといへ共、屋敷地所望に任せ候ても、二間口或は三間口などと間数狭く望者多し、此故に急に家並立塞ん事難成、依之五間口より内を渡方難成との事にて、此町より表五間口の屋敷地願出て家造り成し始むるによつて、如斯五間町と名付く」とも記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by