上小唐崎町・下小唐崎町(読み)かみこがらさきちよう・しもこがらさきちよう

日本歴史地名大系 「上小唐崎町・下小唐崎町」の解説

上小唐崎町・下小唐崎町
かみこがらさきちよう・しもこがらさきちよう

[現在地名]大津市中央ちゆうおう一―二丁目・京町きようまち二丁目

中京町の東に連なる京町通の両側町で、上小唐崎町・下小唐崎町と続く(寛保二年町絵図)。天正一四年(一五八六)頃の大津築城に伴い坂本から町屋を移転したとされ、「輿地志略」は小唐崎町の跡が坂本に残るという。「大津珍重記」は慶長五年(一六〇〇)以後とする。寛永一九年(一六四二)の触書請状(中京町共有文書)に中京町などとともに小唐崎町とみえる。元禄八年町絵図によれば、上小唐崎町は家数二三(町中借屋などを含む)、下小唐崎町は町番屋を含め一六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む