上山中村・下山中村(読み)かみやまなかむら・しもやまなかむら

日本歴史地名大系 「上山中村・下山中村」の解説

上山中村・下山中村
かみやまなかむら・しもやまなかむら

[現在地名]織田町上山中・下山中

はま街道に沿い、四周山に囲まれる。東は四杉よつすぎ村、西は山中峠を越えてうみ(現越前町)に至る。天正四年(一五七六)九月二七日付山中村惣代等申状(劔神社文書)に「劔大明神末社領所田畠山林等之事」として「九石壱斗弐升 山中村神田 八百五拾文 畠同村」と記し、山中村は中世以来つるぎ大明神領であったが、織田信長の越前平定後、下河原しもがわら村、上野うわの村・江波えなみ村・樫津かしづ村・蚊谷かだに(現宮崎村)とともに改めて村内に大明神末社領が定められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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