織田町(読み)おたちよう

日本歴史地名大系 「織田町」の解説

織田町
おたちよう

面積:三九・〇一平方キロ

丹生郡のほぼ中央にあり、北から東は朝日あさひ町、南は宮崎みやざき村、西は越前えちぜん町、北は越知おち山・六所ろくしよ山を境に福井市と越廼こしの村に接する。狭小な織田盆地を中心とし、四周は山地に囲まれ、峠や谷あいを経て周辺の町村に連絡する。町域は、町の中央部にあるつるぎ神社と古くから深いかかわりがあり、中世にはおおむね織田庄に含まれていた。近世には鯖江街道・府中街道越前海岸に出るはま街道などが分岐する織田村は周辺山村の物資の交易場として町場を形成し、寛永元年(一六二四)同村など丹生郡内一三ヵ村は大野藩領となり、幕末には織田村に藩の陣屋が置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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