上支湧別火成岩類(読み)かみしゆうべつかせいがんるい

最新 地学事典 「上支湧別火成岩類」の解説

かみしゆうべつかせいがんるい
上支湧別火成岩類

Kamishiyuubetsu igneous rocks

日高火成活動帯を北東─南西方向に切り,約50kmの右ずれ変位をおよぼす上支湧別構造帯の中に貫入している後期中新世のトーナル岩・花崗閃緑岩質などの岩体・岩脈を一括して上支湧別火成岩類,その活動を上支湧別火成活動と呼ぶ。上支湧別構造帯と上支湧別火成岩類は第四紀千島弧の示すエシェロン方向に平行で十勝─大雪火山列の南東縁に沿っており,千島弧の形成・火成活動と密接に関連しているという考えがある。支湧別岩体(K-Ar黒雲母11.7±0.3Ma,11.5±0.5Ma,周囲のホルンフェルスのK-Ar全岩11.5±0.4Ma),石狩岳・音更山岩体(K-Ar全岩9.5±0.8Ma, K-Ar黒雲母10.3±0.3Ma),ユニ石狩岳岩体(K-Ar黒雲母11.5±0.4Ma),堤の沢岩体(K-Ar全岩9.1±0.3Ma)などがある。最も規模の大きい石狩岳・音更山岩体は中間質・中程度KO・低アルカリ・低TiOでカルクアルカリ質の分化経路を示す。参考文献S.Ishihara et al.(1998) Bull. Geol. Surv. Japan,Vol.49: 605

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