上蓑村(読み)かみみのむら

日本歴史地名大系 「上蓑村」の解説

上蓑村
かみみのむら

[現在地名]福岡町上蓑

大滝おおたき村の東、下蓑村の南、岸渡がんど川と荒俣あらまた川支流かめ川の間の低地に立地。古代の礪波郡三野みの(和名抄)の所在地とする説がある(越中志徴)。元和五年(一六一九)の家高新帳に「蓑村」とみえ役家数六、大滝組に属した。正保郷帳では高五七五石余、田方三七町八反余・畑方五反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高六〇三石、免四ツ二歩、小物成は鮭役二六匁(三箇国高物成帳)。低地のため度々洪水被害が出たが、元禄一〇年(一六九七)には中村なかむら(岸渡川)の川崩れのため高八〇石ほどを失い検地を願出ている(「村役人嘆願書」柴田家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android