上野釜ノ口古窯址(読み)あがのかまノくちこようし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上野釜ノ口古窯址」の意味・わかりやすい解説

上野釜ノ口古窯址
あがのかまノくちこようし

福岡県福智町堀田釜ノ口にある江戸時代初期の陶器窯跡。調査された1基の古窯址は 15の焼成室と最下部の燃焼室および最上部の煙室からなる階段状連房式登り窯全長 41mある。上野焼を焼成した諸窯のうち最古の窯で,廃絶したのは 17世紀の前期と考えられる。窯中には窯道具や陶片が残り,また物原 (ものわら) からは皿,碗,鉢,甕,壺,片口,すり鉢などの破片が数多く発見された。土灰釉 (どばいゆう) ,藁灰釉 (わらばいゆう) ,鉄釉などを使用しており,彩画はない。上野付近には江戸時代前期の上野焼を焼いた窯として皿山本窯,岩谷高麗窯などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む