コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

すり鉢 すりばち

2件 の用語解説(すり鉢の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

すり鉢
すりばち

味噌,ごま,芋などの食物をすりこぎですりつぶす陶製の鉢。内側に縦の刻み目を入れたじょうご形で,備前産を最上とした。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

すり鉢
すりばち

食物をすりつぶすための調理器具。口径の広いじょうご型の陶器で、内側につけられた刻み目に、食物をすりこぎですりつけてつぶす。団子などを手軽につくるときにも、すりこぎで搗(つ)いて用いられる。
 すり鉢に似たものは平安時代以前からあったが、そのころのものにはまだ刻み目がなく、鎌倉時代になって初めて刻み目がつけられるようになった。しかし初期のすり鉢には刻み目が少なかった。時代とともに目が密にはなってきたが、現在のように全面に細かく入るようになったのは江戸時代になってからであるといわれている。
 すり鉢は昔から備前(びぜん)(岡山県)のものが、堅くて割れにくく、目も摩滅しにくいのでよいとされてきた。別名、当たり鉢ともいう。
 すり鉢は各種料理に用いられるが、自家製の粒みそを用いていた昔は、みそすりに欠かせないものであった。また、ごま和(あ)え、白和え、とろろ汁、木の芽和えなど、すり鉢があってこそ本当のおいしさの出る料理も多くある。
 新しいすり鉢は、刻み目の中に土が入っていたり、刻み目の角が立ちすぎていて、そのまま使うと目がこぼれたりする。そこで、刻み目の掃除、角をすこし丸くする意味で、使い始めは、キャベツやダイコンの葉の粗切りを入れてするとよい。使い込んだすり鉢は、刻み目が丸くなってすりぐあいが緩くなるが、かえってきめの細かい、口あたりのよいものができるので、たいせつにされる。[河野友美]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

すり鉢の関連キーワード胡麻味噌擂り粉木で芋を盛る擂り胡麻擂り鉢味噌擂り味噌擂り坊主味噌を擂る足を擂り粉木にする手足を擂り粉木にする摺り鉢

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

すり鉢の関連情報