日本歴史地名大系 「下り尾村」の解説 下り尾村さがりおむら 奈良県:桜井市安倍・多武峯地区下り尾村[現在地名]桜井市大字下り尾音羽(おとば)山北麓の緩斜面に点在する村。東は粟原(おうばら)村。内垣内(うちがいと)・迎田垣内(むかえだかいと)と新田(しんでん)と称する三垣内からなる。慶長郷帳には「下尾村」とあり、村高一六三石。慶長期(一五九六―一六一五)は旗本伊藤治明領。元和二年(一六一六)同氏改易で幕府領(代官竹村嘉理)となり、同五年津藩(藤堂高虎)領に編入され、廃藩置県に至った。延宝七年(一六七九)九月の津藩の検地により、村高一六六・五石となる(下り尾村検地帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報