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宗国史 そうこくし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宗国史
そうこくし

安濃津藩の藩政史。 70巻。 32冊が現存。城代家老藤堂高文編。宝暦1 (1751) 年の自序がある。内容は安濃津藩における家臣の家譜,系図,政治,経済,職制,寺社,産業,地誌など全般にわたっている。藩政史として貴重。刊本がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

そうこくし【宗国史】

伊勢国津(安濃津)藩の藩政記録。伊賀国上野城代の家老藤堂高文が編集したもの。寛延4年(1751)の自序がある。のち甥の高芬(たかしな)が校訂。書状,触書,禁令,制度等を分類し,豊富な初期藩政史料として知られる。本編は藩主家の事跡,外編に功臣・職制・兵制のほか,政治・経済・産業・地誌にわたる広範な記録を収録。1941年に校訂本,79年に増補校訂本が出された。【深谷 克己

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宗国史
そうこくし

伊勢(いせ)国(三重県)津藩(藤堂(とうどう)氏)の藩史。藤堂高文(たかふみ)(1720―84)撰(せん)、同高芬(たかか)校訂。高文は藤堂家初代高虎(たかとら)の弟高清(たかきよ)の子孫で同藩の家老、高芬はその甥(おい)である。1748年(寛延1)の自序がある。もと70巻と伝えられるが、現存はその一部32冊。3代目までの藩主と重臣の伝記、法令、農政、市政、兵制などを漢文体で記すが、当時の史料を大量に原文のまま引用しており、近世初期の政治・経済史の史料として高く評価されている。刊本として『宗国史』(1941・上野町教育会)がある。[高木昭作]

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