下り薩摩(読み)クダリサツマ

デジタル大辞泉 「下り薩摩」の意味・読み・例文・類語

くだり‐さつま【下り×薩摩】

《17世紀中ごろに、外記節げきぶし創始者薩摩外記京都から江戸に下って語りはじめたところから》外記節通称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の下り薩摩の言及

【外記節】より

…江戸古浄瑠璃の曲節。京都の薩摩外記藤原直政が,明暦(1655‐58)のころ江戸に下り,硬派の浄瑠璃を語って〈下り薩摩〉と呼ばれた。2世外記は藤原直勝といったというが,両者の関係は未詳。…

【薩摩外記】より

…薩摩浄雲の弟子と思われるが系統は不明。上方生れで明暦(1655‐58)のころ江戸に下ったらしく,〈下り薩摩〉と呼ばれた。貞享(1684‐88)のころ江戸堺町に操座を興行した。…

※「下り薩摩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android