下毛園(読み)しもつけのその

日本歴史地名大系 「下毛園」の解説

下毛園
しもつけのその

近世の下津毛しもつけ村辺りに比定される八幡宇佐宮領。「宇佐大鏡」に「三根西郷下毛薗 田地五丁許屋敷畠已国半不輸」とあり、保安元年(一一二〇)から保延元年(一一三五)の間の寄進と推定されている。

下毛園は、正応五年(一二九二)の「惣田数注文」(河上神社文書)にはみえないが、石清水菊大路家文書の永仁五年(一二九七)の善法寺尚清処分帳および元応元年(一三一九)の弥勒寺権別当方祗候人数等定書の荘名に「下毛」とみえて、神宮寺弥勒寺領となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 下津毛 年代

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む