日本歴史地名大系 「下津毛村」の解説 下津毛村しもつけむら 佐賀県:三養基郡上峰村下津毛村[現在地名]上峰村大字坊所(ぼうじよ)字下津毛・井手口(いでぐち)切通(きりどおし)川西岸の平地と標高一〇―二〇メートルの洪積丘陵地に立地し、集落の南縁を久留米道が通る。「宇佐大鏡」に「下毛薗」とみえる。慶長絵図には「下付郷」、正保絵図には「下付村」、宝暦二年(一七五二)の郷村帳に「下津毛村」とある。井手口村は枝村。近世坊所郷に属し、佐賀藩の配分地で、幕末には地米(年貢)三三一石余、鍋島市佑家(本姓納富、高一千五〇〇石、物成六〇〇石)のおもな知行地であった(嘉永六年写の大小配分石高帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報