精選版 日本国語大辞典 「下消」の意味・読み・例文・類語 した‐ぎ・ゆ【下消】 〘自ヤ下二〙 積もった雪などの下の方がとける。※元輔集(990頃)「うぐひすのねはうちとけてあしひきの山の雪こそしたぎえにけれ」※後拾遺(1086)恋一・六三五「下きゆる雪間の草のめづらしくわが思ふ人に逢ひ見てしがな〈和泉式部〉」 した‐ぎえ【下消】 〘名〙 積もった雪や張った氷などの下の方がとけること。※古今(905‐914)恋二・五六六「かきくらしふるしら雪のしたぎえにきえて物思ふころにもあるかな〈壬生忠岑〉」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報