不出不入(読み)でずいらず

精選版 日本国語大辞典 「不出不入」の意味・読み・例文・類語

でず‐いらず【不出不入】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 出入・増減のないこと。過不足のないこと。ちょうどよいこと。ほどよいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「遠きをもんばかり、ちかき事に分別せよ。不出不入(デズイラズ)、中の一字を守べし」(出典:子孫鑑(1667か)上)
    2. 「夫んなら不出不入(デズイラズ)で鰻にでもしやうか」(出典:人情本・花筐(1841)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 もん

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android