不快昆虫(読み)ふかいこんちゅう(その他表記)nuisance insect

改訂新版 世界大百科事典 「不快昆虫」の意味・わかりやすい解説

不快昆虫 (ふかいこんちゅう)
nuisance insect

昆虫および近縁クモ,ムカデ,ヤスデなどを含めて,人に不快感を与える昆虫をいうが,この感覚は個人差があって万人が不快と思うとは限らない。明るい室内などにぞろぞろと侵入する芋虫,毛虫,ヤスデ,クモなどや群れをなして飛来したり発生するチョウバエ,ノミバエ,ユスリカ,ゴキブリなどは近代都市で突然多発することがあり,これを不快と思う人が多いため,毒虫でないのに同様に毛ぎらいされることが多くなっている。また,旅館,料理店などでは環境衛生上,屋内侵入害虫の法的規制もあるので,秋季越冬のため侵入するカメムシ類やテントウムシ類などの群居性昆虫の侵入なども含めた不快昆虫の防除nuisance controlの必要性がますます高まりつつある。また光源発達に伴う飛来昆虫の増加,家庭用浄化槽の設置などによる小型ハエ類の多発など,都市では昆虫に対して不快感,嫌悪感をますます高めているようである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 長谷川

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む