与謝村(読み)よざむら

日本歴史地名大系 「与謝村」の解説

与謝村
よざむら

[現在地名]加悦町字与謝

丹波から加悦街道(丹波福知山では加悦街道あるいは峯山街道といったが、加悦谷では固有の呼称はなかったようである。福知山街道、あるいは京街道などとよんだものと思われる)で与謝峠を越えた最初の村。赤石あかいしヶ岳・大江おおえ(千丈ヶ嶽)はとヶ峰の北・西麓に位置し、村内東部を野田のだ川が北流する。

慶長検地郷村帳に高六四〇・五二石「与佐村」とみえるが、延宝九年(一六八一)の延高で九二八石余となった(天和元年宮津領村高帳)。宮津藩領。享和三年(一八〇三)の御領分縮緬屋御鑑札御改帳(「丹後加悦町誌」所引)に村の機数八とある。幕末期の戸口は一七三軒、七八七人(与謝郡誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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