世に落ちる(読み)よにおちる

精選版 日本国語大辞典 「世に落ちる」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 に=落(お)ちる[=下(くだ)る]

① おちぶれる。
※読本・雨月物語(1776)貧福論「他(ひと)の援けさへなく世にくだりしものの田畑をも、価を賤くしてあながちに己がものとし」
② ふたたび俗人になる。還俗する。
多武峰少将物語(10C中)「いとあはれなるすまひし給ひけるをあまかけりてもたづねとぶらはむ。かかりならばよにおち給ふなとて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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