並木十輔 なみき-じゅうすけ
?-? 江戸時代中期-後期の歌舞伎作者。
大坂の人。並木永輔の高弟で,のち初代並木正三に師事した。京坂で活躍し,宝暦9年(1759)立作者(たてさくしゃ)になる。並木永輔らと合作し,初代並木五瓶(ごへい)の助作もおこなう。時代物,世話物を得意とした。初名は並木東輔(東祐)。前名は桂の吉(きち),並木松寿軒。後名は並木寿輔(寿助)。名は十助とも。作品に「傾城睦玉川(けいせいむつのたまがわ)」「傾城廓苧環(さとのおだまき)」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の並木十輔の言及
【敵討天下茶屋聚】より
…6幕。2世[奈河亀輔]・並木十輔の作。原名題《大願成就 殿下茶屋聚》。…
※「並木十輔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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