中井上村(読み)なかいのうえむら

日本歴史地名大系 「中井上村」の解説

中井上村
なかいのうえむら

[現在地名]南那須町熊田くまだ

志鳥しとり村の南、川左岸に位置し、南は月次つきなみ村。川を挟み西は熊田村。江戸時代を通じ烏山藩領。寛永一三年(一六三六)の堀親良遺領村目録(神奈川県堀直敬文書)に村名がみえ、高二九八石余。慶安郷帳では田高二三九石余・畑高五八石余。天保七年(一八三六)烏山藩で尊徳仕法が導入された際に、飢民として粥の施しを受けた者は、村民八三人中一六人(尊徳全集二四)。同一三年には家数一六・人数七四、嘉永五年(一八五二)には家数二九・人数一一五(「諸留記」佐藤充文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android