中山 秀三郎(読み)ナカヤマ ヒデサブロウ

20世紀日本人名事典 「中山 秀三郎」の解説

中山 秀三郎
ナカヤマ ヒデサブロウ

明治〜昭和期の土木工学者 東京帝国大学名誉教授。



生年
慶応1年(1865年)

没年
昭和11(1936)年11月19日

出生地
尾張国(愛知県)

学歴〔年〕
東京帝大〔明治21年〕卒

学位〔年〕
工学博士

経歴
士族の次男として生まれる。東京帝大を卒業後、同大学工学科土木科助教授となり、ヨーロッパ留学後の明治31年教授に就任。43年臨時発電水力調査局技師を、大正7年逓信技師を兼任した。明治32年着工の横浜港埠頭工事に潜函工法を日本で初めて使用するなど河川港湾学の分野に大きな業績を残し、帝国学士院会員に挙げられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報