20世紀日本人名事典 「中川融」の解説
中川 融
ナカガワ トオル
昭和期の外交評論家 元・国連大使;元・駐ソ連大使。
- 生年
- 明治44(1911)年3月30日
- 没年
- 平成13(2001)年8月31日
- 出生地
- 新潟県
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学法学部政治学科〔昭和8年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲一等瑞宝章〔昭和57年〕
- 経歴
- 昭和8年外務省入省。アジア局長などを経て、34年駐英公使、35年条約局長、38年国際連合局長を兼任。39年駐イタリア大使、40年駐ソ連大使、45年国連大使。退官後、国際電信電話顧問、52年北方領土問題対策協会副会長、55年常設仲裁裁判所裁判官、59年日本国際問題研究所副会長、のち理事長を歴任。外交評論家としても活躍した。また、駐ソ連大使時代に部下の一等書記官に小和田恒氏がいた関係で、61年頃に小和田氏の長女雅子さまを宮内庁に推薦し、皇太子との結婚の仲介役になったことでも知られた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報