日本歴史地名大系 「中布目村」の解説 中布目村なかぬのめむら 富山県:富山市旧上新川郡地区中布目村[現在地名]富山市中布目・月岡東緑町(つきおかひがしみどりちよう)・月岡西緑町(つきおかにしみどりちよう)江本(えのもと)村の東に位置し、富山藩領。東は上布目村。江戸初期は加賀藩領布目村のうちで、万治三年(一六六〇)の領地替で同村は富山藩領となるが、その際熊野(くまの)川左岸南方の東光寺(とうこうじ)谷布目五〇石が加賀藩領布目村(現大山町)となり、床鍋(とこなべ)山(現同上)は入会山となった。これが両藩の山争いのもとになり、享保一二年(一七二七)・元治元年(一八六四)に争論が生じた(以上、内山家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by