創立(読み)ソウリツ

精選版 日本国語大辞典 「創立」の意味・読み・例文・類語

そう‐りつサウ‥【創立】

  1. 〘 名詞 〙 会社、学校などを、はじめてつくりあげること。また、物事をはじめて成立させること。新たな説をうち立てること。創設。創建。そうりゅう。
    1. [初出の実例]「才力を尽して学べども、孔子更に言述創立する所あれば、卓爾として高遠也」(出典:応永本論語抄(1420)子罕第九)
    2. 「某銀行を創立(サウリツ)せんとて、其商議に来りしかば」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉八)
    3. [その他の文献]〔五代史‐朱珍伝〕

そう‐りゅうサウリフ【創立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「りゅう」は「立」の正音、「りつ」は慣用音 ) =そうりつ(創立)
    1. [初出の実例]「抑東校御創立(ソウリウ)以来」(出典:新聞雑誌‐七号・明治四年(1871)七月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「創立」の読み・字形・画数・意味

【創立】そう(さう)りつ

創作。〔陳書、孫伝〕己に處すること易。~巧思人にぐ。書と爲り、軍國の械、創立する多し。

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