中弭(読み)なかはず

精選版 日本国語大辞典 「中弭」の意味・読み・例文・類語

なか‐はず【中弭・中筈】

  1. 〘 名詞 〙 弓の弦の中央よりやや下よりにある矢の筈をかける部分。中関(なかぜき)・中仕掛けともいい、ふつうは露という。
    1. [初出の実例]「御執らしの 梓の弓の 奈加弭(ナカはず)の 音すなり」(出典:万葉集(8C後)一・三)

中弭の補助注記

( 1 )万葉例について、「ながはず(長弭)」とする説、原文を「奈利弭(ナリはず)」の誤りとして、鳴弭とする説、「加奈弭(カナはず)」の誤りとして、金弭の意とする説もある。
( 2 )和弓では、弓の上端の弦をかける部分を末弭(うらはず)、下端を本弭(もとはず)といい、本項の解釈はこれに基づくが、確証はない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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