本弭(読み)モトハズ

デジタル大辞泉 「本弭」の意味・読み・例文・類語

もと‐はず【本×弭/本×筈】

弓の下端の、弦輪のかかるとがった部分。→末弭うらはず

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精選版 日本国語大辞典 「本弭」の意味・読み・例文・類語

もと‐はず【本弭・本筈】

  1. 〘 名詞 〙 弓の部分の名。射る時、下になるほうのはず。⇔末弭(うらはず)
    1. [初出の実例]「弓の本(モト)はず、童すがりに打ちかけよ」(出典源平盛衰記(14C前)一五)

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世界大百科事典(旧版)内の本弭の言及

【弭】より

…弭金物は5~7世紀の古墳時代の遺品があって,長さ6~7cm,円筒形の基部と幅を薄くした末端との界に,斜面を形成している。千葉県木更津市金鈴塚古墳出土の銀弭は,弓の上端に用いる末弭(うらはず)が短く,下端に用いる本弭(もとはず)はやや長い。弓矢【小林 行雄】。…

※「本弭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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