中東・北アフリカ経済会議(読み)ちゅうとう・きたアフリカけいざいかいぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

中東・北アフリカ経済会議
ちゅうとう・きたアフリカけいざいかいぎ

中東和平会議進展に伴って,中東および北アフリカ諸国の安定と経済的発展目的として開かれている首脳会議。 1994年モロッコのカサブランカで第1回会議が開かれて以降毎年開催され,中東・北アフリカ開発銀行構想や中東・北アフリカ経済共同体構想に関する協議が重ねられてきた。しかし,イスラエルにネタニエフ政権が誕生したことで,中東和平自体が行き詰まりをみせ,96年の開催も危ぶまれたが,これまでの「経済サミット」から閣僚級を代表とする「経済会議」に格下げした形で開かれ,今後とも「経済会議」として開催されることになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android