中間勢力(読み)ちゅうかんせいりょく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中間勢力
ちゅうかんせいりょく

二大勢力の中間にあって,均衡化の役割を演じている比較的弱小な勢力。二大勢力が中間勢力を均衡政策の客体とする場合,中間勢力は中立的立場を保持し,二大勢力方向の緩衝機能を果すことができる。また,中間勢力のバランスに乗って主体的に行動できる場合,中間勢力は均衡の操縦者として重要な政治的機能を営むことができる。この場合,均衡の安定度はより高くなる。これらの点から安定勢力と呼ばれることもある。しかし,二大勢力が決定的に対決するときはそのままいずれかに吸収されるか,またはみずから2つに分裂するのが普通である。

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