日本歴史地名大系 「丸尾崎」の解説 丸尾崎まるおざき 山口県:宇部市岐波村丸尾崎[現在地名]宇部市大字東岐波岐波(きわ)浦の南に位置する岬で、瀬戸内海の風浪を避けるために設けられた新港がある。宰判本控によれば、延宝七年(一六七九)長崎奉行新見七右衛門の乗船が難破して藤曲(ふじまがり)浦庄屋の名和田作兵衛に助けられるという事件により、翌八年新港波戸長さ一三〇間余が築き立てられた。「岐波浦ニ有之候御高札并御番所丸尾崎江御引せ被成、新百姓三拾軒御仕居被仰付、右波戸為鎮守住吉厳嶋竜神勧請被仰付候」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by