乗り沈める(読み)のりしずめる

精選版 日本国語大辞典 「乗り沈める」の意味・読み・例文・類語

のり‐しず・める‥しづめる【乗沈】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]のりしづ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 乗った船を沈没させる。
    1. [初出の実例]「敵小船と見るならば、〈略〉乗沈めて打つべし」(出典:浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)一)
  3. 体位が低くなるように馬を御(ぎょ)して乗る。
    1. [初出の実例]「横切雨と射かくる矢先、上に来るを乗(のり)しづめ、下(した)する矢には乗り飛し」(出典浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android