精選版 日本国語大辞典 「乙矢御免」の意味・読み・例文・類語 おとや【乙矢】 御免(ごめん) 弓を射るのが上手な者が貴人の前で弓を射るときに、最後の乙矢を射ることを免ぜられること。たとえば、一〇本の矢を射るときに、九本まで的に命中した場合、一〇本目を射ないでも一〇本当たったと認められること。[初出の実例]「乙矢御免の事。十の矢九つ迄あたりたる時、十めの矢ようしゃ有て射さする事なり。是を年労の矢といふ也」(出典:百手次第(17C中)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例