九過(読み)ここのつすぎ

精選版 日本国語大辞典 「九過」の意味・読み・例文・類語

ここのつ‐すぎ【九過】

〘名〙 (時刻の九つ過ぎを、物が盛りを過ぎたことにたとえていったもの) 衣服などの古びて色の褪(あ)せかけていること。また、そのもの。九つ頃。
洒落本・品川楊枝(1799)「おもては羅しゃの九ツ過うらは金なしもをるの七ツ半」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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