乱れ初む(読み)みだれそむ

精選版 日本国語大辞典 「乱れ初む」の意味・読み・例文・類語

みだれ‐そ・む【乱初】

  1. 〘 自動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 物が乱れはじめる。
    1. [初出の実例]「ともすればかぜのよるにぞあをやぎのいとはなかなかみだれそめける」(出典:能宣集(984‐991))
  3. 心が乱れはじめる。多く、恋の思いに心が乱れはじめるのにいう。
    1. [初出の実例]「白雲の絶えつつも継がむと思へや美太礼曾米(ミダレソメ)けむ」(出典万葉集(8C後)一四・三三六〇(或本歌))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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