乳付(読み)ちつき

精選版 日本国語大辞典 「乳付」の意味・読み・例文・類語

ち‐つき【乳付】

  1. 〘 名詞 〙 旗、幟(のぼり)、幕、また羽織などの、紐を通すための小さい輪。また、それの付いた旗。
    1. [初出の実例]「旗の乳付を竿に結付て」(出典:武家事記(1673)下)

ち‐つけ【乳付】

  1. 〘 名詞 〙 生まれた子に初めて乳を飲ませること。また、その乳母。
    1. [初出の実例]「大宮、御ほぞの緒切り給ふ。左大弁殿の北方御ちつけ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)あて宮)

ち‐づけ【乳付】

  1. 〘 名詞 〙ちつき(乳付)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android