精選版 日本国語大辞典 「乾反る」の意味・読み・例文・類語
ひ‐ぞ・る【乾反・干反】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「ひそる」とも )
- ① かわいて水分がなくなり、そりかえる。そる。
- [初出の実例]「やたてに矢をはためすしてひそりけるその矢が」(出典:幸若・高たち(室町末‐近世初))
- 「此雨に干反り直さん畳み庵」(出典:俳諧・水馴棹(1705))
- ② すねる。ひねくれる。ひがんで意地悪をする。すねて腹をたてる。
- [初出の実例]「よくしこみをきたる女郎、何となくひぞりて」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一)